友達の妹が俺にだけウザい5【感想・レビュー】
どうも、にまめです。今回、『友達の妹が俺にだけウザい5』の感想を語っていきたいと思います。
真白、逆襲のとき
前回、菫の故郷でキャラクターたちに大きな変化が訪れました。明照はカナリアの言葉に感銘を受け、効率だけで物事を考えるのをやめ、お節介から彩羽に「親友を作らせる計画」を立てます。そして、真白は彩羽の秘密を知り、恋心に更なる火をつけます。
そんな中での5巻。今回は、5階同盟云々の問題よりも、ラブコメに注力して描いていた印象があります。真白ファンにとっては大歓喜の巻でしたね。
彩羽への特別な優遇が確信的になり、嫉妬の炎をメラメラと燃やす真白には、今回パワーがありました。相変わらずぶっ飛んでいるところもありますが、イカレかわいかったですね(造語:イカレてるけどかわいいの略)。
乙女心がなせる業なのかどうかはわかりませんが、真白は精神的にも一皮むけることができました。自分の弱さを受け入れ、明照の隣に並ぶシーンは素敵でした。そしてパパはバカすぎました。面白かった。
一方の彩羽は、彼女の致命的な弱さともいえる部分が見えてきました。学校生活での周りへの対応、そして最後のシーンで見せた憔悴した姿。彼女には、自分をさらけ出せる人間が極端に少ない。その弱さがこれからどのように克服されるのか楽しみです。
最後に
ヒロインレースはこれからどうなっていくのでしょうか。今の明照なら彩羽は確実に選ばないと思いますが、彼女が化けていくのかそれとも真白が勝ち取るのか……今後に期待していきましょう。
まとめ
総評:★★★☆☆