明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

ひきこまり吸血鬼の悶々2【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。今回は、『ひきこまり吸血鬼の悶々2』の感想を語っていきたいと思います。

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「ごめん。お前、誰だっけ?」コマリが意図せず煽ってしまったのは七紅天大将軍の一人、フレーテ・マスカレール。これがきっかけで事態はどんどんエスカレートし、ついに将軍同士が覇を競う「七紅天闘争」にまで大発展してしまう!

敵となる将軍どもは手ごわいヤツばかり…かと思いきや、コマリは新たに七紅天となった少女、サクナと打ち解ける。文学趣味で、コマリのことを「姉」と慕うサクナは、コマリ以上に内気で気弱な子だった。

一方その頃、宮廷内では要人暗殺が横行。さらにはヴィルがサクナに微嫉妬したりと、コマリの周囲は大さわぎ。

コマリの平穏な引きこもりライフは、はたしてどうなる!?

前に進むために

 今回も楽しく読ませてもらいました。ひきこまりを読んでていて思うのは、とにかくメリハリが利いていて読みやすいということですね。

 コメディパートが特に好きですが、シリアスパートも作りこまれており、その書き分けがはっきりされているからこそ読みやすく感じるのだと思います。読んでいてストレスをまったく感じませんし、うまく一つの作品として調和していますよね。

 それはさておき、とにかくコマリがかわいい。いいキャラしてますよね。特にヴィルとのやり取りはクスッとしてしまうこと請け合いです。このコメディほんと好きなんですよねー。

 それに、とても純真無垢なところが伝わってくるのがいいです。彼女は暗部とでも言うべきところをまだ本質的に認識していない節があります。そんなよくわかってない中でも、あるものに対してリアクションをするとき、自分の気持ちの中で素直に正しいか、間違っているか。それを言葉にし、行動できるところがコマリの魅力なんでしょうね。

 そして、今回のシリアスパート。ありがちなパターンではありましたが、心を打たれるような描き方になっていたと思います。独自性ではないですが、キャラに感情移入できるだけのしっかりとした作りになっていたのではないでしょうか? 少なくとも、僕は引き込まれましたね。

 

最後に

 面白かったです! まだ3巻が積まれているので消化しちゃいたいと思います。それでは。

 

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