明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

世界征服系妹【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。今回は、『世界征服系妹』の感想を語っていきたいと思います。

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いきなり身内話になるが、妹の檸檬はとんでもないことを言い出す天才だ。だからある日の朝に興奮した顔で妙なことを言い出した時も、『ああ、またか』くらいの気持ちで聞いていた。

妹曰く―「あたし、異世界のお姫さまだったみたい!」、なのだとか。封印されていた力が覚醒した妹は、国際会議に乗り込みドラゴンを召喚して政府高官たちを震え上がらせ、さくっと世界各国の軍事施設を掌握し―あっという間に世界の頂点に君臨してしまった。

世界を征服した妹の兄である俺はというと、日本政府に泣きつかれ、妹の制御(ご機嫌取り)を頼まれたのだった…。

ハイテンション妹が魅せる日常系

 いや、まったく。なんだよ。すごい面白かったじゃないですか! もともと注目していた作品ではありましたが、予想を超えて楽しめたと思います。

 大部分はまるで違いますが、涼宮ハルヒの憂鬱』を思い出す構図でしたね檸檬という非日常の存在が物語を動かし、太一が狂言回しをする日常系。この作品は、異世界のお姫様というトンデモ事実が発覚してもなお、その範囲内で温かな日常が描かれていたところに面白さの妙があったと思います。

 また、上月司らしいテンポのいいコミカルさで飽きさせられません。すらっと読めたところも個人的に評価が高いです。

 あと、珍しく「正しい兄弟」が描かれていましたよね。義妹でしたが、恋愛関係ではなく強い家族関係。その愛情のなんたるかがよく描かれていたと思います。そこも個人的にはポイント高かったですね!

 

最後に

 日常系が好きな人にはぜひオススメしたい作品でした。興味があればぜひ購入して読んでみてください!

 

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