明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

我が魔道書は此処に在り【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。『我が魔道書は此処に在り 没落貴族と魔道学院』の感想を語っていきたいと思います。

f:id:nimamega:20201010063834j:plain

七年前―名門ロレーヌ公爵家は壊滅した。陰惨な闇討ちを受け、貴族の誇りである魔道書を失うという、最悪の形で。

没落公爵家に残された、幼き令嬢ルネと騎士アルト。ロレーヌ家を陥れた宿敵への報仇、誉れ高き家門の再興を生涯の誓いとしたふたりは、伝統あるベルン帝立魔道学院の門を叩く―。

帝国随一の荘厳な学び舎。天賦の才に溢れる俊英ぞろいの学徒たち。新たな一歩を踏み出したふたりだったが、否が応にも七年前の謀略に潜む黒幕との戦いに巻き込まれていき…。胸に抱くは、気高き使命と揺るぎなき矜持。

世界を変える力、魔道にすべてを捧げた少年たちの熱きバトルファンジー開幕!

新たな魔法学園もの

 王道を征く作品という感じでしたね。ラノベでの「魔法学園もの」をしっかりと踏襲していたと思います。

 魔法ファンタジーも数ありますが、この作品での題材は『魔道書』と『成り上がり』といったところでしょうか。ただ成り上がりとはいえ、あからさまなどん底というわけではなく、あくまで没落してしまった家名の復興という、比較的ポジティブな成り上がり要素でした。

 特に魔法の見せ方は面白かったですね。本作の魔法は理論的なものがあるらしく、所有する魔道書によって個性があります。その違いの見せ方というのが面白く、いい魔法ファンタジーの世界観となっていたのではないでしょうか。

 主人公とヒロインの関係性や学園内での関係の作り方、展開の進み方など、どれも面白かったと思います。読みやすく、つまるところもありませんでした。しかし、これといったインパクトがなかったかなあと。良くも悪くもうまくまとまっていました。

 

最後に

まだまだ謎の多い部分があります。これからどんどん話が広がっていくことになると思いますが、それがどうなっていくのか楽しみにしていたいと思います。

 

www.amazon.co.jp