明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

ドラキュラやきん!【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。今回は、『ドラキュラやきん!』の感想を語っていきたいと思います。

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夜しか外出できない吸血鬼が現代日本で選んだお仕事は“コンビニ夜勤”!?

太陽の光を浴びると灰になってしまう存在、吸血鬼。夜しか活動できない彼らだが、現代では割と問題なく生活していた。 そう、なぜなら“夜勤”で働くことができるから――。

虎木由良は現代に生きる吸血鬼。バイト先は池袋のコンビニ(夜勤限定)、住まいは日当たり激悪半地下物件(遮光カーテン必須)。人間に戻るため、清く正しい社会生活を営んでいる。

なのにある日、酔っ払いから金髪美少女を助けたら、なんと彼女は吸血鬼退治を生業とするシスター、アイリスだった! しかも天敵である彼女が一人暮らしの部屋に転がり込んできてしまい――!?

虎木の平穏な吸血鬼生活は、一体どうなる!?

はたらく魔王さま!』の和ヶ原聡司が贈るドラキュラ日常ファンタジー!

吸血鬼×ポンコツ

 『はたらく魔王さま!』が完結し、和ケ原聡司の新たなスタートとなった本作。率直な感想としては、面白かったですね。

 読み始めは『はたまお』と似てんなあ、と思っていましたが、展開が進むにつれこの作品の色が見えてきたように思います。

 特にメインキャラクター二人がよかったですね。見た目は若いが歳を重ねた元人間の吸血鬼・由良と男性恐怖症のポンコツシスター・アイリス。お互いにキャラクターが活き活きとしていて、見ていて楽しかったです。キャラクターでいうと村岡さんも好きでしたが、まあそれはいいでしょう。

 さて、今回のメインストーリーについて触れていきましょう。アイリスの聖務に協力する由良。その任務の調査と巻き起こる事件に村岡家の物語がかかわってきたり、隠された謎が明かされていく展開が心地よかったです。その後、由良の過去と現在を巡るお話に繋がったのが驚きでしたが、概ねうまくまとまっていたのではないかなと思います。

 

最後に

 『はたまお』1巻のときより勢いはなかったかなと思います。よくないとは思いつつもどうしても比べてしまうというか……ですが、十二分に面白いお話ではあったと思います。今後に期待です。

 

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