ドラキュラやきん!【感想・レビュー】
どうも、にまめです。今回は、『ドラキュラやきん!』の感想を語っていきたいと思います。
吸血鬼×ポンコツ
『はたらく魔王さま!』が完結し、和ケ原聡司の新たなスタートとなった本作。率直な感想としては、面白かったですね。
読み始めは『はたまお』と似てんなあ、と思っていましたが、展開が進むにつれこの作品の色が見えてきたように思います。
特にメインキャラクター二人がよかったですね。見た目は若いが歳を重ねた元人間の吸血鬼・由良と男性恐怖症のポンコツシスター・アイリス。お互いにキャラクターが活き活きとしていて、見ていて楽しかったです。キャラクターでいうと村岡さんも好きでしたが、まあそれはいいでしょう。
さて、今回のメインストーリーについて触れていきましょう。アイリスの聖務に協力する由良。その任務の調査と巻き起こる事件に村岡家の物語がかかわってきたり、隠された謎が明かされていく展開が心地よかったです。その後、由良の過去と現在を巡るお話に繋がったのが驚きでしたが、概ねうまくまとまっていたのではないかなと思います。
最後に
『はたまお』1巻のときより勢いはなかったかなと思います。よくないとは思いつつもどうしても比べてしまうというか……ですが、十二分に面白いお話ではあったと思います。今後に期待です。