明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

我が弟子が最も強くてカワイイのである【感想・作品紹介】

 レモンティー飲みすぎてレモンになりそう。どうも、にまめです。今回は、『我が弟子が最も強くてカワイイのである』の感想を語っていきたいと思います。ネタバレなしです。

f:id:nimamega:20200808140128j:plain

魔術を極め、人知れず世界を何度も救ってきた究極の魔術師テオ。万能ゆえに退屈していた彼が始めた究極の暇つぶしは奴隷少女の弟子アリエッタを本気で育てることで…弟子が予想以上に可愛いことに気づいてしまい、可愛すぎて親バカならぬ師匠バカを発動!

若返りの秘術で一緒に魔術学園へ入学して!?学園の授業もお遊戯同然と圧倒的魔力で学園中の注目を集め、正体を知る教師陣を戦々恐々とさせながらもアリエッタを育てることしか興味なく、相思想愛の弟子と自由な日々を過ごす!

やがて世界の危機からも救い飽きたとアリエッタの修行に利用し始め!?

究極魔術師の規格外育成ファンタジー開幕!

史上最強の師匠バカ、爆誕

 世界最強の魔術師が弟子を取り、親バカならぬ師匠バカが爆発してしまうというファンタジー

 読者としては、主人公である魔術師のテオとその弟子であるアリエッタの両方を愛でることができます。テオは世間知らずな感じと無自覚な師匠バカっぷりがかわいいし、アリエッタはその純真無垢で素直な弟子っぷりがかわいらしい。

 最強系はあまり読まないのですが、この作品における”最強”要素はちょうどよかったですね。作品のコンセプト的に、最強主人公が無双するというよりは、その最強が弟子の成長を見るために一歩引いたところにいる、という印象でした。僕にはその塩梅がちょうどよく、その設定がストーリーともうまくかみ合っていたと思います。

 ただ、今のところ弟子であるアリエッタの成長が、設定という面からしか伺えず、バックボーンも大してないため、読者からして愛着がそれほど湧かないかなと感じてしまいました。これから大きく成長が見られる場面が増えてきたらうれしいと思いました。

 また、大筋の展開もほとんど予想できる展開で、わくわくできる場面や熱くなれるシーンがなかったかなので、そこが残念だったかなという感想でした。

 

最後に

 面白くなっていく設定だとは思いますが、展開などが少し残念だったかなという印象でした。ですが、まだまだこれから面白くなっていく余地はあると思うので、気になる方はぜひ読んでみてください。

 

まとめ

キャラクター:★★★☆☆

世界観・雰囲気:★★★☆☆

展開・テンポ:★★☆☆☆

設定:★★★★☆