明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

終焉ノ花嫁【感想・作品紹介】

 おいしいものを食べると笑顔になりますよね。最近作った、薄皮パンにアイスを挟んだアイスサンドが超おいしかったです。びっくり。どうも、にまめです。今回は、『終焉ノ花嫁』を語っていきたいと思います。

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突如出現した脅威“キヘイ”が世界を蹂躙して幾百年。人類は対抗手段として魔導学園・黄昏院を設立し、日夜戦闘が繰り返されていた。

運命の日、魔導研究科所属のカグロ・コウは“キヘイ”の死骸回収のため、とある遺跡に出向き、不運にもその命を散らした…はずだった。“キヘイ”の少女に救われるまでは―。

「初めまして、愛しき人よ―我が名は“白姫”。これより先、私は永遠に貴方と共にあります」

物語の中の騎士のように、御伽噺の中の姫のように、目覚めた少女は告げる。それが終わらない地獄の始まりになろうとも知らず―。

異世界拷問姫』の綾里けいしが贈る、希望と絶望が織りなす、感動のダークファンタジー!

出会ったのは、純白の【花嫁】だった

 綾里けいしの新作ということで。もう世界観全開のダークファンタジーでさすがと言ったところでしょう。美しさと絶望感、そしてファンタジーの要素が鮮やかに混じりあっていました。

 人類を脅かす怪物”キヘイ”。主人公であるコウたちは彼らがはびこる遺跡に研究のため向かっていたところを襲われてしまいます。死に際、彼が出会ったのは美少女の姿をした”キヘイ”。彼女との出会いはコウの運命を変え、同時に、彼は新たなる戦場へ足を踏み入れてしまうことになります。

 読んだ感想としては、正直うーん、といった感じです。まず、世界観は完璧だと思います。綾里ワールド全開の最高のダークファンタジーに仕上がっていました。ただ、ストーリーとしてふろしきを広げすぎたかなと思いました。

 今回はコウとヒロインである白姫の関係を描きたかったのだとは思いますが、それにしては大量に登場した他キャラの印象が薄く、彼らへの愛着が湧かなかったです。また、コウと白姫の関係も設定的で説明的というか、二人の積み重ねがあまり実感として得ることができず、なんとも微妙な感じで終わってしまった印象です。

 

最後に

 今後の展開でもっと面白くなっていくかもしれません。個人的にはコウとクラスメイトの関係をより細かく描いてくれたらなと思います。

 

まとめ

キャラクター:★★★☆☆

世界観・雰囲気:★★★★★

展開・テンポ:★★☆☆☆

設定:★★★★☆

 

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