終焉ノ花嫁【感想・作品紹介】
おいしいものを食べると笑顔になりますよね。最近作った、薄皮パンにアイスを挟んだアイスサンドが超おいしかったです。びっくり。どうも、にまめです。今回は、『終焉ノ花嫁』を語っていきたいと思います。
出会ったのは、純白の【花嫁】だった
綾里けいしの新作ということで。もう世界観全開のダークファンタジーでさすがと言ったところでしょう。美しさと絶望感、そしてファンタジーの要素が鮮やかに混じりあっていました。
人類を脅かす怪物”キヘイ”。主人公であるコウたちは彼らがはびこる遺跡に研究のため向かっていたところを襲われてしまいます。死に際、彼が出会ったのは美少女の姿をした”キヘイ”。彼女との出会いはコウの運命を変え、同時に、彼は新たなる戦場へ足を踏み入れてしまうことになります。
読んだ感想としては、正直うーん、といった感じです。まず、世界観は完璧だと思います。綾里ワールド全開の最高のダークファンタジーに仕上がっていました。ただ、ストーリーとしてふろしきを広げすぎたかなと思いました。
今回はコウとヒロインである白姫の関係を描きたかったのだとは思いますが、それにしては大量に登場した他キャラの印象が薄く、彼らへの愛着が湧かなかったです。また、コウと白姫の関係も設定的で説明的というか、二人の積み重ねがあまり実感として得ることができず、なんとも微妙な感じで終わってしまった印象です。
最後に
今後の展開でもっと面白くなっていくかもしれません。個人的にはコウとクラスメイトの関係をより細かく描いてくれたらなと思います。
まとめ
キャラクター:★★★☆☆
世界観・雰囲気:★★★★★
展開・テンポ:★★☆☆☆
設定:★★★★☆