明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

星継ぐ塔と機械の姉妹【感想・作品紹介】

 皆さんは下ネタ好きですか? 僕は好きです。下ネタって世界の共通言語ですよね。そんなわけでどうも、にまめです。今回は、『星継ぐ塔と機械の姉妹』の感想を語っていきたいと思います。ネタバレなしです。

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若きAI研究者、永合博史が目覚めた場所は遠い未来の星だった。滅びゆく星を救うため、そして恋人の待つ地球に帰るため、彼はリザとソイのロボット姉妹と旅に出る。

遥かに進んだ未来の技術、廃墟となった居住ドーム、暴走する群体ロボット。愛する姉リザを守るため、ロボット軍との絶望的な戦いに挑む妹ソイ。

旅の果て、星の全てを記憶するマザー塔で博史は衝撃の真実を知る。そして明らかになるロボット達の秘密。

全ての人を幸せにする、涙と笑いと感動のノンストップ・ギャグコメディ!

…そして、愛の物語。

思ってたよりギャグ、そしてハイテンション

 『天国に涙はいらない』でお馴染みの佐藤ケイの新作。

 さて、この作品ですが、のっけから下ネタ満載です。グラマラスなボディを持つロボット・リザの口が、とどまるところを知りません。それに対する妹のソイの冷たく鋭いツッコミが心地よかったです。

 しかし、最初は「こういう雰囲気の物語なのかー」と心構えをしつつ物語を読み進めていましたが、想像の倍くらい下ネタ満載でしたね。下ネタが苦手な人はだめかもしれませんが、好きな人は楽しんで読めると思います。

 星の存亡をかけて旅をするという物語なので、かなり大スケールな世界観になっているのですが、そんな中で隙あらば入ってくる下ネタが、ストーリーをとてもシュールなものに仕上げていました。

 一方で、愛の物語とありますが、感動とかはしなかったかなと。一応、それなりのストーリーはあるのですが、ぶっちゃけ本筋というよりは、ギャグを楽しむためのストーリーという付け合わせ感があります。僕は純粋にギャグが面白かったので、オールオッケーですが。

 

最後に

 リザとソイのコンビ、結構好きでした。主人公の印象がかなり薄いですが、それはそれとして、面白いギャグコメディだったと思います。

 

まとめ

キャラクター:★★★★☆

世界観・雰囲気:★★★☆☆

展開・テンポ:★★★☆☆

設定:★★★★☆

 

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