明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

りゅうおうのおしごと!13【感想・ネタバレあり】

 生活習慣が治ったのかわかりませんが、最近とても気持ちのよい朝が迎えられています。素晴らしいです。どうも、にまめです。今回は、『りゅうおうのおしごと!13』の感想を語っていきたいと思います。

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三段リーグ最終日の翌日。 『史上初・女性プロ棋士誕生!』の報に日本全土が沸き立つ中、雛鶴あいは関西国際空港を訪れていた。 親友の水越澪が海外へ旅立つのを見送るために……

沈みがちになる気持ちを隠して明るく振る舞うあい。 意外な人物との再会をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出す。

「最後に一つだけお願いがあるんだ」

同じ頃、あいの師匠である八一は東京の病院にいた。満身創痍で眠り続けている銀子の傍らに……。

あい、澪、綾乃、シャル、そして天衣。五人の少女が集う最後の一日を描いた、約束の13巻!!

飛び方を覚えた雛鳥は今、大空へと羽ばたく――

JS研メインの短編集

 わざわざレビューを書く必要があるかと言われると、まあそこまで意味はないのかもしれません。今回は、ドラマCDのシナリオに加筆修正を加えた短編集となっていたので、キャラクターを楽しむための日常パート満載の内容となっていました。

 僕は、特典などを購入しないタイプなので、こうして特典が書籍化されるとありがたいですが、そもそも知っている人からすると満足感はあまりない内容になっているかもしれません。

 ですが、個人的にはとても楽しめました。海水浴や将棋クイズなど、日常パートのテンポ感も好きなので、短編集として満足のいくものだったと思います。

 ただ、最終章として書下ろしで澪とあいの対局が描かれていたのですが、短編の流れで描いてほしくはなかったかなというのが正直な感想です。確かに、澪とあいの対局には熱いものがあり、手に汗握る、二人の感情の奔流が押し寄せるような力強いものでした。ですが、流れが完全に日常パートであったのが、どうもちぐはぐで入り込めなかったというのと、もっと骨のあるストーリーのもとで二人の別れを描いてほしかったというものがありました。

 

最後に

 白鳥先生も大変苦しい中で作品作りをされているのだと思います。思うところはありましたが、それでも面白い部分は確実にあった13巻でした。14巻では新たな物語が見られるよう楽しみにしています。

 

まとめ

総評:★★★☆☆

 

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