女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。【感想・作品紹介】
私は決意を固めた……たとえ生活が崩壊しようと、やらなきゃいけないことが手につかなくなりそうでも――ポケモンを再開すると。というわけで我慢してたポケモン買いました。これでランクマ潜れるぜウェーイ。
そんなわけでどうも、にまめです。今回は、『女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。』の感想を語っていきたいと思います。ネタバレなしです。
これはまだ恋じゃない……かもしれない
八年前に助けてくれた初恋の女の子。寮の相部屋になった少女は、まさに初恋の彼女でした――。
意識的にではないのですが、なんとなく攻めてこなかった百合もの。今回は、『ストロベリー・パニック!』以来初めて読む百合ものラノベになるので、まだご購入されていない方は、僕の感想は本当に参考程度に読んでいただきたいです。
さて、注意書きをしたところで早速感想に移っていきたいのですが、とてもきれいなお話でしたね。あまりに粗末な表現の感想ですが、奇抜な言葉で着飾りたくない、素朴なうつくしさを持つお話でした。
ネタバレを避けるべく、抽象的に感想を連ねていきますが、この作品のキーワードは”星”と”思い出”というべきでしょうか。情景もテーマもともに美しく、かつ気取っていないところがとても好ましかったです。
また、百合というほどバラ色な展開ではなかったかなと思います。これはあくまで、”まだ”恋かわからない段階のお話だったので、二人は微妙な距離感。しかし、確実にお互いを意識しています。ここから、二人の気持ちがどう動いていくのかが楽しみです。
そしてなにより魅力的だったのは、ヒロインの御子柴佑月(みこしばゆづき)でした! 感情豊かで多彩な表情を見せてくれる彼女の姿には、とてもかわいらしさを感じます。そして、臆病なところがありながらも、小柄な体の中に秘めたあふれ出る行動力。人を惹きつけるに足る様々な一面を持った彼女の姿を見たい方はぜひ、実際に読んでみてもらいたいです。
最後に
苦手なキャラクターもいましたが、全体的にきれいな青春の物語でした。百合ものは最近増えてきたので、この調子で他の作品も読んでみたいと思います。ではでは。
まとめ
キャラクター:★★★★☆
世界観・雰囲気:★★★★☆
展開・テンポ:★★★☆☆
設定:★★★☆☆