そうだな、確かに可愛いな【感想・作品紹介】
ドラゴンボールが本当に存在するなら、オシャレな感性とお金が欲しいです。どうも、にまめです。今回は、『そうだな、確かに可愛いな』の感想を語っていきたいと思います。ネタバレなし――と言いたいところですが、物語を読むうえで遜色ない程度にあるので、どうしてもネタバレ無理という方は読まない方がいいかもしれません。
この小説はイチャ甘ラブコメ――彼氏彼女の交際が始まった直後の二人の初々しい日々の記録だ。
彼氏は渡世戒理。17歳、高校一年生(二留)。 二年間の眠りから目覚めたばかりのワケありの少年。 彼女の名は桑折那乃。16歳、高校一年生。 オシャレと面白いことが好きなちょいウザ美少女。
そんな二人の毎日は……大体こんな感じ。
「せーんぱい♪ 今日のあたし、トクベツ可愛くないっすか~? ほらほら、褒めてくれても――」
「そうだな、確かに可愛いな」
「~~っ」
「桑折?」
「……そーゆうとこっすよ、先輩!!」
これは少しズレた先輩の無自覚デレに後輩彼女が赤面しまくるだけのお話。
あらすじ
現役女子高生である桑折那乃（こおりなの）は、二年間眠り続ける高校の先輩・渡世戒理（わたせかいり）に想いを寄せていた。
ある日、渡世の見舞いに行った桑折は、そこで彼の目が覚めるのを見る。喜びもつかの間、なんと彼は桑折に好きだと伝えてきて――しかも、二十年も異世界に行ってたってどういうこと！？
キラキラJKと異世界帰りの不器用少年が織りなす、カップルいちゃコメ開幕！
こんな人にオススメ！
・とにかくダダ甘ないちゃいちゃコメディが見たい！
・奇抜な設定の少年と一般JKの絡みが見たい！
桑折那乃一六歳、異世界帰りの彼氏ができました――。
想い人は二十年も異世界に飛ばされていたトンデモ青年でした。というぶっ飛んだ展開から始まるこの作品。基本的には、異世界帰りの渡世が現代でずれたことをやりだすコメディさと、とにかくダダ甘な二人の絡みを見ていくものになります。
正直な感想を言うと、全体を通して冗長だったかなあと。展開になにか波があるわけでもなく、ただひたすらにいちゃつく。コメディ要素もレベルが高くなく、本当に二人のいちゃつきを眺める作品になってしまっていました。
回想として、異世界で渡世が出会った過去のヒロインたちが袖にされていくさまを見ることができるのですが、面白かったといえばそこくらいかなと。
他作品で漫画の『異世界おじさん』という作品がありますが、近しい設定でインパクトもあり、なおかつコメディとしてもラブコメとしても楽しめるその作品とどうしても比べてしまいます。
他作品と比べるのはナンセンスといわれる方もいるかもしれませんが、差別化がほとんど意味をなしてないと言っていいほど設定や展開が近しいので、どうしても頭にちらついてしまい、感想として引き合いに出させてもらいました。
ともかく、なんだか中途半端な作品だなと思いますね。
最後に
超批判しましたが続きは買います。個人的に刺さる作品なので。ですが、万人には勧めませんし、お世辞にも面白いと言える作品ではないかなと思います。ちょっと胸キュンしたい人や好みドストライクの人は買っていいと思います。
今回は、ここらで終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
面白さ：★★☆☆☆
一言：異世界帰りの青年とキラキラJKが織りなす、超いちゃいちゃラブコメ
