好きで鈍器は持ちません!【感想・レビュー】
どうも、にまめです。今回は、『
鈍器で最強
はじめに断っておくのですが、もともと僕はあまり最強系作品が好きではありません。その前提で読んでいただければと思います。
鈍器持ちが差別されているとか、母親が伝説の剣士である、みたいな設定はすごく面白いと思ったんですよね。それだけでハンナのキャラ性とか世界観とかがひとつの個性として表れていますから。
ただ、いかんせんご都合主義全開の展開で萎えちゃいましたね……。
最強成り上がり系なのはわかりますが、それにしてもあらゆることがあっさりと解決しすぎだと思ってしまいました。薬屋、同級生との確執、果てには鈍器持ちに対する差別まで。
その上、ハンナはなんの努力もしていないじゃないですか。不憫な境遇で、剣術を必死に練習していたのはわかります。しかし、それとはまったく別のところで無双しているし、成長が見れたというよりは、周りを力で納得させたという感じでなんだか腑に落ちませんでした。
最後に
もう少し武力で解決できない感情のところにドラマを含ませてほしかったなと思ってしまいました。