明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

美少女と距離を置く方法【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。今回は、『美少女と距離を置く方法』の感想を語っていきたいと思います。

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『選択的ぼっち』を自称する高校生の楠葉廉はある日、クールな同級生の橘理華が強引に迫られている現場に遭遇し、気紛れに彼女を助けてしまう。理華とはそれきりで、平凡な日常が帰ってくる―はずが、関係は続くことになる。

理華もまた友人が少なく、さらには行きつけのお店が同じで、マンションも隣で―。行動を共にするうちに心を開き、距離を縮めてくる理華と、彼女からの好意に戸惑う廉。人との関わり合いを避けてきた二人は不器用ながらも、お互いを意識して、少しずつ惹かれあっていく…。

クールで可愛い同級生と紡ぐ甘々で焦れ焦れな恋愛物語。

一人であること

 面白いラブコメでしたね。単にぼっちがラブコメをするという話ではなく、ぼっち自体がテーマとなった物語になっていました。

 具体的になにがよかったかというと、ぼっちがぼっちのまま成長したというところ。主人公の楠葉は自分のひねくれた性格を理解していて、他人とかかわるのが面倒といことであえてぼっちという立場を維持しています。そんな彼が、橘という少女と出会ったことで、少しずつなにかが変わっていく。ですが、ぼっちであることを選んだ彼の本質的な部分を捨てるわけではなく、そのままの彼で変わっていく。そこが面白かったですね。

 まあそんな話はさておき。

 橘もかわいらしかったですね。彼女もぼっちとは言わないまでも、楠葉と同じくひねくれた性格で基本一人で行動することを好む少女でしたね。そんななかで、気心の知れる男性である楠葉と出会い、好意を寄せていく。その過程がなんともかわいらしかったというか微笑ましいというか。よかったです!

 

最後に

 ストーリー的には自分の中身に気づいてくれる人と出会い成長するという、少々受け身な成長物語でしたが、ラブコメとして面白い作品だったと思います。さて続きはどうなるんでしょうか。

 

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