明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

呪剣の姫のオーバーキル【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。今回は、『呪剣の姫のオーバーキル』の感想を語っていきたいと思います。

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儀仗鍛冶師を夢見る少年テアは、王都への道中、オークの群れの襲撃を受ける。あわやというタイミングで現れたのは、奇妙な骨面をつけた女剣士だった。

彼女は瞬く間にオークらを惨殺、惨殺、惨殺!!!必要以上にオーバーキルしてしまう!

「なにもそこまで…おぇぇ」「ブタどもは群れると厄介だからな」

―彼女の名はシェイ。呪属性武器を扱う凄腕の討伐者らしい。テアは、野戦鍛冶の腕を買われ、なかばムリヤリ彼女の専属鍛冶師となるが…?

悪鬼も哭かせるオーバーキリング・スプラッタ無双、ここに開幕!

キャラが面白い

 この作品を読んで真っ先に思ったのは、キャラが結構印象に残るなと。テアは一般人に見えても情熱的な鍛冶師で、シェイは勇猛果敢で強いがどこかずれたところのある美少女。ぐいぐいくるエルフのエレミアなど、キャラにしっかりと個性があったと思います。そして、パーティの空気感も雰囲気が出ていて、なかなか見ごたえがあったのではないかなと思います。

 戦闘シーンもラストは熱かったですね。ともすれば難しい戦わない鍛冶職の主人公でしたが、それでもシーン映えする活躍を見せてくれました。

 ただ個人的には、スプラッターな世界観にしては描写のタッチが軽すぎたかなと思いました。良くも悪くもファンタジーの世界観はしっかりと表現されているのですが、呪いやグロ描写が出てくる割には、ライトなファンタジー世界のタッチだったので、どうにもそこの違和感が拭えませんでした。ここをどうとるかは、読み手次第ですね

 

最後に

 総合的に面白かったと思います。なにより鍛冶の設定が作りこまれていて、その世界観を味わうことができました。

 

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