呪剣の姫のオーバーキル【感想・レビュー】
どうも、にまめです。今回は、『呪剣の姫のオーバーキル』の感想を語っていきたいと思います。
キャラが面白い
この作品を読んで真っ先に思ったのは、キャラが結構印象に残るなと。テアは一般人に見えても情熱的な鍛冶師で、シェイは勇猛果敢で強いがどこかずれたところのある美少女。ぐいぐいくるエルフのエレミアなど、キャラにしっかりと個性があったと思います。そして、パーティの空気感も雰囲気が出ていて、なかなか見ごたえがあったのではないかなと思います。
戦闘シーンもラストは熱かったですね。ともすれば難しい戦わない鍛冶職の主人公でしたが、それでもシーン映えする活躍を見せてくれました。
ただ個人的には、スプラッターな世界観にしては描写のタッチが軽すぎたかなと思いました。良くも悪くもファンタジーの世界観はしっかりと表現されているのですが、呪いやグロ描写が出てくる割には、ライトなファンタジー世界のタッチだったので、どうにもそこの違和感が拭えませんでした。ここをどうとるかは、読み手次第ですね。
最後に
総合的に面白かったと思います。なにより鍛冶の設定が作りこまれていて、その世界観を味わうことができました。