明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を【感想・作品紹介】

 どうも、調子乗ってご飯食べすぎたら気持ち悪すぎて一日動けなくなりました。どうも、にまめです。今回は、『アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を』の感想について語っていきたいと思います。ネタバレなしです。

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“主人公”募集。そんな怪しいバイト募集の張り紙に惹かれ、謎の美女が主を務める洋館を訪れた平凡な高校生の輝馬。 雇い主である彼女に促され手にしたのは、読んだ人間を眠りに誘い本の世界に引きずり込むという特別な本“アンフィニシュトの書”だった。 物語の世界で憧れの主人公になり、可憐なヒロインと出会った輝馬。しかしある夜、彼女は殺されてしまい――。 主人公だけが物語を幸せな結末に導けることを知った輝馬は、彼女を救うべく再び本の世界へ。はたして彼は物語の謎を解き、ヒロインを幸せにできるのか?

あらすじ

 “主人公”募集。そんな怪しいバイト募集の張り紙に惹かれ、謎の美女が主を務める洋館を訪れた平凡な高校生の輝馬。 雇い主である彼女に促され手にしたのは、読んだ人間を眠りに誘い本の世界に引きずり込むという特別な本“アンフィニシュトの書”だった。 物語の世界で憧れの主人公になり、可憐なヒロインと出会った輝馬。しかしある夜、彼女は殺されてしまい――。 主人公だけが物語を幸せな結末に導けることを知った輝馬は、彼女を救うべく再び本の世界へ。はたして彼は物語の謎を解き、ヒロインを幸せにできるのか?(作品あらすじコピペ)

こんな人にオススメ!

・ヒロインを救え! 運命に抗う主人公のループものが見たい!

・謎が謎を呼ぶ、ミステリアドベンチャーが見たい!

 

ヒロインを物語の檻から救い出せ! ハッピーエンドを輝馬は掴めるか?

 ”主人公”に憧れる少年、小樟輝馬。彼がひょんなことから始めたバイトは、”アンフィニシュトの書”と呼ばれる特別な本を、ハッピーエンドに導くものだった――。

 この物語は、人間を現実から本の世界に引きずり込んでしまう”アンフィニシュトの書”の物語を、平凡な高校生である輝馬が物語をハッピーエンドに導くために奮闘するストーリーです。

 ”アンフィニシュトの書”は物語をバッドエンドへと導こうとします。物語の中には様々な謎がちりばめられており、輝馬は手掛かりを集めながら、この物語のハッピーエンドを探していきます。

 一連の物語の大きな流れ、”アンフィニシュトの書”の物語に隠された驚くべき真相とは。そして、”物語としてのハッピーエンド”とはいったい何なのか? ミステリとループがうまく組み合わされ、”物語の結末”というテーマが活きたとても面白い物語でした。満足。

 

主人公に憧れる平凡な高校生、輝馬というキャラクター

 この作品は輝馬という主人公が成長する物語でした。

 自分に自信もなく、それといった友だちもいない高校生男子。だからこそ物語の主人公のような、突出した才能や周りから注目されるようなカリスマ性に憧れていました。

 そんな彼が出会った、主人公募集という張り紙。きっと彼は自分を変えたいと思っていたのでしょう。輝馬は、そのバイトに挑戦することにします。

 輝馬が”アンフィニシュトの書”を通して、何を得て、何に気づいたのか。それをぜひ、ご覧いただきたいと思います。

 個人の感想としては、とても好きな成長の仕方でした。

 

最後に

 テーマ、世界観、話の展開。どれも、自分の好みの作品でした。続編が出るとしたらどんな形のストーリーになるか想像できませんが、ぜひ読んでみたいなと思います。

 今回は、これで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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