友達の妹が俺にだけウザい2【感想】
普段はウザいけど、時たま見せる主人公への好意がいじらしい、なんて後輩女子が現実にもいればいいのに。どうも、にまめです。そんなわけで、今回は『友達の妹が俺にだけウザい2』の感想を語っていきたいと思います。
友達の妹が相変わらずウザい、けれど…?
前巻ラストでの衝撃的な展開がどうなったかはその目で見ていただくとして、2巻でも彩羽のウザ絡みは絶好調! ニセ彼女である真白ともども、その可愛さに身を悶えることは間違いないでしょう。
しかし、2巻の魅力はそれだけではありません。今回の物語で一番面白かった点は、彩羽というキャラクター、そして彩羽に対する明照の熱意が深堀されているところでした。青春系に突っ切るというよりはラブコメ展開を意識して描かれているこの作品ですが、読者のキャラへの理解を深めることで、物語にも厚みが生まれていました。5階同盟、そして彩羽との約束にかける熱い思いがあることが、明照から伝わってきます。
正直、『ウザ後輩大好き!』という軽い調子で読み始めたのですが、2巻にきて彩羽と明照の心に触れた気持ちになり、二人の恋愛も展望も含めて応援したい気持ちになりました。
二人に、そして『5階同盟』になにが起こったのか、それはぜひその目で確かめてもらえればと思います。
じゃあ真白はどうなったんや
彩羽の話ばかりしてしまいましたが、一方で、もう一人のヒロインである真白はどうなったのかというと、あらすじにある通り、とある理由からスランプに陥ってしまいます。そこからは笑いありラブコメありの展開なのですが、先述した通り今回は彩羽が焦点にあてられていたので、活躍の出番はそれなりという感じでした。
ですが、今回もかわいいこと間違いなしなので、前巻で真白ファンになった方は、1巻からの変化を楽しむことができるでしょう。
最後に
3巻・4巻ともに手元にあるので、今から続きを読むのが楽しみです。ウザ後輩は好みドストライク。これから彩羽と明照が、そして『5階同盟』がどうなっていくのか期待に胸を膨らませながら、今回は終わりたいと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。