明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い【感想・レビュー】

 どうも、にまめです。今回は、『失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い』の感想を語っていきたいと思います。

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つらい失恋により体調を崩してしまった男子高生、沢渡悠。そんな彼のもとに、理由もわからないまま険悪になっていた、隣の部屋の幼なじみ―白雪心愛が現れ、看病してくれることに。

「どうして急に俺の看病なんて―」「迷惑でしたら帰りますが?」

その日以降、遠ざかっていた二人の距離は近付いていく。彼女との触れ合いの中で、傷付いた心を癒やされていく悠。やがて、心愛に心を惹かれるようになって―。

これは、恋を失ってしまった男の子と、ずっと片思いを続けていた幼なじみの、じれったくて甘くてちょっと切ない、そんな恋物語

幼なじみゆえに

 副題がビターのちシュガーということでしたが、まさしくその通り。苦くて甘い恋のお話でした。結論から言って、好き

 とにかく僕はヒロインの心愛がぶっ刺さりましたね。いじらしくて若干重そうなところとかたまらないですね! いやっほう! ツンデレ気味で微ヤンデレとか最高かよ! はは!

 まあそんなわけで僕の性癖が世に晒されたということで。とにかくヒロインがぶっ刺さったので内容云々は置いといて終始楽しかったです。

 内容はと言いますと、こちらもすごく面白かったです。文章も含めて、まず全体的にどっしりとした安定感があったので、心地よく物語を楽しむことができました。そして、とにかく幼なじみという関係がとても丁寧に描かれていましたね

 どうも最近、「幼なじみ」という属性が、もう肩書だけで属性の意味すらなくなっているキャラが多いように感じていたのですが、この作品はタイトルにワードが入っていても恥ずかしくないくらいに「幼なじみ」が一つのテーマとなっていました

 幼なじみという関係性があってこその絶妙な距離感がそこにはあって、「これは面白いぞ!」とつい言ってしまいました。ぜひ読んでみてその雰囲気を感じ取ってもらいたいと思います。

 

最後に

 解決していない問題も多く、続きが楽しみな一冊になりました。

 

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