明日もきっと、ライトノベルと

読んだラノベの感想・レビューを載せています。面白かったもの、刺さらなかったもの。両方とも基本的にはレビュー作っていきます。楽しんでもらえれば幸いです!

せかいは今日も冬眠中!【感想・レビュー】

 音楽を聞いていると気分転換がしやすくていいですね。僕は単純な人間なので、結構聞いている曲でテンションが左右されます。いいことなのか悪いことなのか……わかりませんが。どうも、にまめです。今回は、『せかいは今日も冬眠中!』の感想を語っていきたいと思います。

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すっかり雪に覆われた世界。人類の命運を握っているのは、なんとシムと呼ばれるケモ耳の妖精さんなのです!

私は彼らを増やす研究チームの一員に選ばれ、故郷・ナハトの村でフィールドワークを行うことになったのですが…。おやつ作戦に、牧場化計画、はては秘密基地づくりまで。自由気ままなシムや個性的なチームメンバーに振り回され研究は困難の連続です。

「おやつをくれー」「疲れたぞー」

ああもう…!こんなことで春をとりもどすプロジェクトは、無事成功するのでしょうか―?

幸せを運ぶ妖精たち

 妖精さんとの物語。そう聞くと、心温まるほっこりストーリーなのかなと思いますが、それだけではありません。この作品は、シムという自由気ままで楽しいこと好きな妖精たちを通して、人間関係の難しさを描いていました。

 主人公のササは田舎者で、寒冷化していく世界をなんとかするべく都会に出て有名校に通います。しかし、そこで受けたのは冷ややかな視線や嘲笑。自分に自信を失ってしまった彼女は、非常に消極的な性格となってしまいます。

 そんな中で組まれたチームのメンバーは誰も彼も曲者揃い。うまくいかないプロジェクト・人間関係がどうなっていくのか。そこが、この物語の一番の魅力だと思いました。

 冷え切った世界に幸せを。鍵を握るのは自由奔放な妖精たち。この作品で描かれていた温かみは間違いなく、この作品を読まれたみなさんの心も温かくすると思います。

 

最後に

 シムがとにかくかわいいです。僕もそばに欲しいですね、シム。ストレスが軽減されそう。

 

まとめ

キャラクター:★★★★★

世界観・雰囲気:★★★★★

展開・テンポ:★★★★☆

設定:★★★★☆

 

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